ポケットに恋をつめて
想いは、やがて広がっていく。
海と川に囲まれ、埋め立て地には近代的な高層ビルが建ち並ぶが、足元には古くからの下町も残る町・砂夜浜町。
河口を望む香鳥臨海学園に通う俺たち男子学生は、黄昏れていた。
男女比 2:8、男が2で、女が8だ。 何を悲しむことがある、と思うだろう。
しかしそこにハーレムなどないのだ。 男はほとんど “いないもの” として扱われている。
「このままでいいのかよ」
数少ない男友達が言った。 いいわけがない。 このままではこの先の学園生活が真っ暗である。
あと2年もあるのだ。 でも、どうすればいい?
「つまりだ。皆に必要とされるようになればいいわけだろ。俺たちが目指すものは…… ヒーローだ!」
かくして、よろず事件を引き受ける非公式部活動 『ヒーロー部』 が作られ、様々な人を巻き込んでいくのだが……
多少の勘違いと中二的発想を胸に繰り広げられる、暴走系学園ラブコメディ開幕!

背景を暗くして見る
(C) 青空ビスケット
スポンサーサイト
| 2013.03発売 | 09:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑